都市鳥ウォッチング・NHKラジオ放送を聴いて
10日ほど前の6月7日の朝4時に偶然NHKラジオの「都市鳥ウオッチング」を聴くことが出来ました。「都市鳥研究会」の唐沢孝一氏とNHKの林昭利ディレクターとの対談形式の内容でしたが、都市を生活の場にしているツバメやスズメ・カラスなどの野鳥たちのことを様々な興味深い事例をもとに野鳥に対する愛情と親しみが一杯の話で、寝ぼけた私の頭もたちまちスッキリ、すぐに録音をしました。なお、放送は次の8日の2回に分けてされました。
ここにその放送内容と話をされた唐沢孝一氏と「都市鳥研究会」のことなどを紹介してみようと思います。放送の中でも触れられていますが唐沢氏は群馬県出身で東京で教壇に立つ傍ら都市の鳥に興味を持たれ「都市鳥研究会」を立ち上げた方です。ゆっくりとポイントを突いたその話し方に多分多くの方が引き込まれることと思います。
放送内容・要旨
1.都市の鳥に目を向けたそのきっかけ ♪放送抜粋(約3分40秒) ←クリックしてください
昭和44~45年頃の都市公害が問題になっていた時期、野山にいるはずのキジバトやヒヨドリが町の中の駅のホームやマンションのベランダなどで子育てを始め、何故だろうと思う。人間ではなく鳥の目で都市を見てみるとその頃の都市(東京)は思いの外棲みやすい環境になっていたのに気付いた頃のお話です。
2.ツバメやスズメを通して都市環境について考える ♪放送抜粋(約14分) ←少し長い抜粋ですがクリックしてください。
人家の近くで人間をガードマンのようにして子育てするツバメが最近都心部から姿を消し始めました。人の住む人家の近くで生活するスズメも同じように。それは何故だろうか、ツバメやスズメの住みにくい環境とはと、考えは人と野鳥・自然の係わりへと広がります。この人間の沢山いるところで生活する「ツバメ型」を他の野鳥も真似をして、とキジバトや都心で冬を越すハクセキレイなどに話題は進展します。
3.カラスの意外な生態、そこから判る都市の違い、まとめ ♪放送抜粋(約5分) ←クリックしてください。
二日目の放送はカラス中心で、その賢いとされる例や悪さの例をよく調べてみると殆どが原因が人間にあると知らされます。ごみ問題では都市による生ごみの処理の仕方の違いなど話を同じ生ごみ漁りをするトビにまで広げて都市環境の違いを考えています。ハシボソガラスとハシブトガラスの生き方の違いは私も知らなかったのでちょっとビックリしました。最後に鳥の目ばかりでなく昆虫や雑草の目で環境を見ることも必要だと「自然観察大学」を設立したいきさつに触れて2日間の放送を締めくくられました。
放送を聴いて・私感
害鳥・益鳥という言葉は昔からありました。でも前者の「害鳥」という語は死語にしたいですね。全てこれらは人間の都合でつけられた語、ゴミを散らかすと嫌がられるカラスもまだ食べられる生ゴミを大量に捨てる人間の方に原因が在り、見方を変えればカラスは捨てられたゴミを処理してくれる益鳥かもしれないとまで思えるようになりました。
都市鳥を通して広く都市の環境を考え、さらに人間の目ばかりでなく鳥の目や昆虫の目で我々は地球環境を広く深く眺める必要があると締めくくられた唐沢氏の言に頷くものです。
最後に唐沢孝一氏の関係するサイトのURLを紹介して私のまとめにしたいと思います。以下をクリックしてください。
♪ 放送全録音 (NHKラジオ第一「心の時代」、2009年6月7日~8日4:00~の2回分)
録音はMP3ファイルです。クリックしても再生に時間がかかることがありますがそのまま暫くお待ちください。なお、放送内容の紹介と録音の公開については唐沢氏に許可をいただいております。
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